弁護士に探偵社を紹介してもらえるか

弁護士に探偵を紹介してもらうことは可能です。

実は、弁護士法というものがあるので、探偵が、「あっせん業」としてアフターケアに特定の弁護士を紹介することは原則不可です。ということで、探偵社が無料で弁護士を紹介したり、弁護士と提携しているのは、弁護士法を違反しないためには当たり前のことと考えて良いでしょう。

有料で弁護士を紹介している探偵社を探してみればわかります。

弁護士が探偵社を紹介したり推薦するのはもちろん自由ですが、やはり「あっせん」としてお金をもらうのは、原則不可(*法律の詳細未確認)と推察されます。

ここで、日本探偵業協会のサイトから引用してみましょう。

弁護士法74条により「提携している弁護士を紹介するのは違法(非弁提携の意味)」となっています。つまり、依頼者に弁護士を紹介することを仕事にして利益をあげることは、反復継続性がありますので、違法となります。

※下記の関連法令(弁護士法27条 72条 74条と弁護士職務基本規定11条)を参照して下さい

※なお、事業者(商人)がその営業のため反復の意思を持って紹介などを行う場合と異なり、「たまたま、知り合いの人に頼まれて、善意で知り合いの弁護士を無料で紹介したという場合」には、違法ではありません。

要するに、紹介で商売をしてはいけないという話です。

引用元の記事では、弁護士との提携や無料紹介自体が危ないように記載されています。

この記載の真偽はともかく(間違っているとはいいませんが)、探偵業界というのは、いまだに開発途上にあるのだということが伝わってきます。

法律的にグレーなところをどこまでやっていいのか、手さぐり状態にある、とも言い換えられます。その証拠として、探偵業法ができたのはつい最近の平成18年です。

今後、時代とともに探偵業界は大きく変わっていくかもしれません。

ガルエージェンシーの公式サイトからも引用しておきましょう。

非弁活動は、弁護士や弁護士法人でない者が法律事務を行うことを禁じたものですが、弁護士がこのような非弁活動を行う者と結託することを禁止し、非弁活動が助長されることがないようにしたものが非弁提携の禁止です。
弁護士や弁護士法人が、非弁活動を行う者から事件の周旋を受け、又はこれらの者に自己の名義を利用させることは禁止されています。(弁護士法27条)
※日本弁護士連合会様のホームページより抜粋

要は、「あっせん」がだめだと。

あとは、「弁護士がバックにいるから、弁護士の資格はない(司法試験は通過していない)が、弁護士っぽいこと(法律業務)をしてもいいか」という、非弁活動の助長を嫌うがゆえの法律です。

 

余談ですが、同サイトより、

探偵社も弁護士事務所も、カウンセラーも、どこに依頼や契約するかはお客様の自由であることは当然です。
それを禁止や阻害しようとする会社は要注意といえるのではないでしょうか。

要するに、独立しているはずの職業の選択権を不等に阻害されるのであれば、その会社には依頼しない方が良いということでしょう。

 

さて、どのようにすれば、弁護士に良い探偵社を紹介してもらえるのでしょうか。

そもそも、探偵の仕事と弁護士の仕事は結構かぶっているという事実

詳しくは、こちらの金崎氏のブログを読むと面白いのですが、特に重要な記載がいくつかあります。

私も法律相談で、よく相談者から「どこか良い探偵事務所を紹介してもらえませんか?」と聴かれるのですが、そんな時は決まって、

「もうしわけない。ご自身で探してください」

というのが私の回答です。

確信もないのに下手なところを紹介し、後でその相談者と探偵会社がトラブルになったら、私も巻き込まれてしまうからです。

そんな理由で、昔は、探偵会社と提携を結ぶ弁護士なんていませんでした。

結局、弁護士としても100%探偵社を信用していないので、下手に紹介できない、というのが実情でしょう。

例えば、非常に良質な探偵社があったところで、たまたま1人の従業員が致命的なミスをすることもあるでしょう。そのとき、紹介した弁護士の評価は下がることになるでしょう。司法試験を突破した弁護士が、わざわざそのような愚をおかすともおもえません。

弁護士は、探偵事務所と提携したり、公式サイト上で推奨するくらいのことはしますが、個人個人に探偵事務所を紹介するのは、かなり勇気のいること(というよりメリットがあまりない)で、似て非なるものです。

 

こんな背景があって、弁護士法人ALGは、探偵会社と手を組むのではなく、”自ら探偵会社を作る”という方法を選んだんです。

自分たちが作った会社であれば、その会社を管理できる。違法なことをしないように、監督することもできるわけです。

弁護士が探偵会社と提携を結んでも、他人の会社ですから、管理も監督もできません。

結局、お客さんを紹介し合うという利害しかないんです。

別に、探偵会社ALGさんを宣伝する記事ではないのですが、こういった背景から、弁護士が管理する珍しい探偵会社ALGが誕生しました。

弁護士と提携を結んで怪しさをカモフラージュしている探偵会社も増えてますから、浮気調査のお客さんたちにとって、益々、まともな探偵会社を選別するのが難しい時代になってしまいました。

当サイトは、特定の探偵社を下げる発言、悪く言う発言はなるべく避けています。理由は、本当にその探偵社が問題のある会社であるという100%の根拠がないからです(実態を知っている探偵業界の内部の方ならともかく)。

ですが、確かに、弁護士と提携を組むということは、競争が激しくなっている弁護士にとってもメリットがあるという背景を考えれば、残念ながら、弁護士という肩書きを怪しさのカムフラージュに使われている可能性は否定できません

ですので、弁護士と提携しているにこしたことはありませんが、それで信用しきるのではなく、基本に忠実に、料金体系の説明が忠実かどうか、裁判で使えるレベルの資料を作成できるかどうか、十分な機材が揃っているかどうか、いざというときに断れるかどうか、どのような協会に所属しているかどうか、そういったポイントを押さえながら探偵社を判別してください。

とりあえず、弁護士に相談するのは面倒なので、弁護士が管理している探偵社のALGに相談してみよう、という発想は全然アリですから、一度相談する価値はあります

ただ、結局は探偵社でもありますので、基本的なポイントは依頼者のあなた自身で見極め、見積もりや面談時に不可解な点があれば、遠慮なく2~3社と相談すれば良いといえます。

弁護士をそもそも知るべき

弁護士ドットコムというサイトがあり、なんと、会員の弁護士は14000人を超えています。

ここには、探偵業者への苦情なども豊富にあり、その解答例も豊富にありますので、興味があれば一度訪れてみると良さそうです。

 

弁護士費用の相場などもわかります。

各地域の弁護士も、会員については検索できますから、弁護士の知り合いなど全くいない方が大半でしょうから、地域の弁護士を1件1件調べて、電話やメールなどしてみる手もあります。

ただ、不安に駆られている場合は、一度冷静になってから弁護士と連絡を取り合ってみたほうが良いでしょう。

 

弁護士とのつながりなどそもそも無い方が通常ですから、ただでさえ、どの探偵が良いかわからないところに、弁護士選びまではいってくると、頭がパンクするでしょう。

とはいえ、本気で失敗したくないのであれば、弁護士に一度相談するというのは、ありです。相談料は、30分でも5000円~1万円ですから、安くは無いですが、探偵依頼料金が50万~100万などになりそうなのであれば、相談する価値はあります。

 

探偵の料金は10万円前後で済むケースももちろんありますから、ケースバイケースです。

 

少しでもこの記事が役にたてば幸いです。

 

Posted by tanteiadmin